毎年恒例行事となっている栃木県保健福祉部様をお招きした衛生講習会を今年も開催しました!今回のテーマは
1.食品衛生について
・ノロウイルス食中毒予防
・異物混入防止
2.食品表示・お弁当の食品表示のポイント
3.健康増進について
の3点です。
まず、食品衛生についてですが、弁当製造に関わらず食に携わる仕事はもちろん「衛生第一」。衛生とは汚れのような見えるものだけではなく、「細菌」など見えないものにも気を遣わなければなりません。また、「異物」は見えるものですが、作業内容によっては見落とす可能性があるものです。
毎年ニュースになる通り、「食中毒」や「異物混入」は全国で、もっと言えば世界中のどこかしらで発生しており、残念ながらゼロにはなりません。ですが、当会員・賛助会員も含めた食品製造関係者はそれを起こさないよう、日々努力をしております。
そこで、当協議会は会員の衛生レベル向上を目的とした衛生講習会を、栃木県保健福祉部様をお招きして毎年実施しております。

「食品衛生について」の講習は、栃木県保健福祉部医薬・生活衛生課様にしていただきました。
内容は近年起こった事例をもとに行います。その原因や問題点を知る事により、日々の衛生管理に問題が無いか確認する事、また事例と実害を知る事により食中毒や異物混入の怖さを改めて認識し、気を引き締めるとともに衛生意識の向上、ひいては発生予防に繋げる事を目的としております。

令和6年度の統計によると、食中毒の発生件数は1,037件、患者数は14,229人だそうです。ともに前年度より増えていますので更なる注意が必要ですね。なお、令和7年1月から4月までの弁当の事例でも1度に1,000人以上の患者が出たものもあります。

これは講習に使われたテキストの一部です。もちろん一般家庭でも起こりうる事です。ですから従事者は日常生活でも気を付けなければなりません。
続いて「食品表示・お弁当の食品表示のポイント」です。引き続き栃木県保健福祉部医薬・生活衛生課様にしていただきました。
食品表示は改正がある度に変えなければなりませんし、細かいルールが定められているので覚える事が多いです。これを見て消費者が判断する基準になるのでルールに沿って分かりやすく表示するのはもちろんですが、特にアレルギー表示は抜けや漏れがあってはいけません。食中毒と同じく重大な事故に繋がりかねない大事な事ですから、最新のルールを把握し、しっかり勉強して理解する事が大切です。「この場合はどうするの?」という事もしばしばあるので、その場で講師に質問ができるのはとてもありがたく、貴重な時間です。


お弁当を作った場所や販売する場所によって変わります。ほかに中身が見える容器かどうかで変わったりします。
また、材料に加え「原料原産地」「添加物」「アレルギー」などの表示も必要です。
「原料原産地」は重量順位第一位の原材料の原産地を表示します。
生鮮食品の場合は「栃木県」「栃木県産」などの原産地、加工食品の場合は「栃木県製造」「国内製造」など製造地とします。お米もトレーサビリティ法で表示が義務付けられていますよね。おにぎりの「のり」も「のりの原そう」の原産地の表示が必要なんです。

消費者からすると添加物も気になるところですよね?それもルールが細かく決められています。加工助剤やキャリーオーバーなど表示が不要なものもあります。キャリーオーバーでも甘味料、調味料、着色料、香料など人の五感に訴えるようなものについては表示が必要です。

最近では令和7年にも食品表示基準が改正されました。食の安全に関わるところですから新しいルールもしっかりおさらいして覚えないといけませんね。

そしてアレルゲン表示。これも大事な事です。令和7年4月に「くるみ」が特定原材料に加えられました。また、カシューナッツやピスタチオについても表示改正の方向で進むそうです。これは消費増加に伴う発症事例の増加が理由のひとつだそうです。最悪の場合、命に関わる大事な部分ですからしっかり表示しないといけません。もちろんコンタミの防止も必要です。
最後は「健康増進について」です。栃木県保健福祉部健康増進課 健康長寿推進班様にしていただきました。超高齢化社会と言われていますが、いつまでも健康でいたいものですよね?

食品表示法で栄養成分表示が義務化されています。これは健康に気を付けた食生活を送る為には気になるところですよね?

栃木県では、「とちぎ健康21プラン」とした3期計画を実施しています。
これは栃木県民一人一人が心身ともに健やかに年を重ねていくことのできる地域社会の実現を目指し、「健康寿命の延伸」と「健康格差の縮小」を目標としています。食事は健康を整える大事な要素のひとつです。いつまでも美味しい食事を楽しむためには健康第一。私たちも健康的で美味しい弁当を作り、皆さんに喜んで食べていただきたいです。

終わるころにはとっぷり日が暮れました。
講師の皆さま、充実の内容でたいへん勉強になりました!長時間ありがとうございました!
参加者の会員の皆さま、お疲れ様でした!本日学んだ内容を持ち帰り、日々の仕事に役立てていただければと思います。
これで今年度の講習会は終了となります。また来年も皆さんに実りある勉強会や講習会を企画していきたいと思います。

